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多種類・写真印刷に最適!シールのインクジェット印刷

2026.03.03

先日、シール印刷の王道ともいえる「凸版印刷」についてご紹介しました。
今回はその続編として、最近お問い合わせが増えている「インクジェット印刷」についてお話しします。

長野県内でも、食品・化粧品・工業製品など、さまざまな業界でインクジェット印刷のニーズが高まっています。
「小~中ロットで作りたい」「写真をきれいに見せたい」「多種類を印刷したい」、そんな声に応えられるのが、このインクジェット印刷です。

インクジェット印刷とは?
インクジェット印刷は、液体インクを細かなノズルから吹き付けて印刷するデジタル方式。
写真やグラデーションの表現が得意で、デザイン性の高いシールを作りたいときに力を発揮します。
また、版を作る必要がないため初期費用を抑えられるといった特徴もあり、「前回の印刷内容を変更したい」といった場合にも改版代がかからないといったメリットもあります。

凸版印刷・トナー印刷との違いを比較
シール印刷と一口に言っても、実は印刷方式によって得意分野がまったく違います。
前回のおさらいを兼ねて、現場でよく使う3方式を比べてみましょう。

●凸版印刷(アナログ方式)
・版を作って印刷する昔ながらの方式
・大ロットに強く、コスト効率が良い
・金や銀のインク、特色を使用したい場合に最適
・版代が必要なので小ロットの場合は割高

●トナー印刷(デジタル方式)
・粉状のトナーを熱で定着
・版が不要で初期費用を抑えられる
・小ロット~中ロットに最適
・インクジェット印刷よりも印刷スピードが早い

●インクジェット印刷(デジタル方式)
・液体インクを噴射して印刷
・写真・グラデーションが得意
・版が不要で初期費用を抑えられる
・小ロット~中ロットに最適

インクジェット印刷のメリット
1.小~中ロット・多品種にぴったり
デジタル印刷は版不要の印刷方式なので、版代の分の初期費用を抑えることができます。
さらにアナログ印刷と比較すると、色合わせにかかる時間や手間は基本的に少ないです。
これらの理由から、多品種の場合も凸版印刷と比べるとコストを抑えられます。
「イベント用に種類をたくさん作りたい」「りんごやぶどうなどの品種別にシールを作りたい」という場合に最適です。

2.写真やグラデーションがきれい
インクジェットは階調表現が得意なので、写真や繊細な色の変化を滑らかに再現できます。
食品や化粧品など、見た目の印象が大切な商品におすすめです。

インクジェット印刷のデメリット
メリットが多いインクジェット印刷ですが、以下は気を付けたいポイントです。

1. 用紙や環境によってインクがにじむことがある
インクが素材に染み込む方式のため、紙質やフィルムの種類、印刷時や使用時の環境によってはインクがにじむ場合があります。
最適な素材選びには専門的な知識が必要ですので、当社営業スタッフが適切な印刷方法や材質をご提案いたします。
また、にじみやすい材質にはラミネートを貼るといった対策も有効です。

2. 大量ロットではコストが割高になりやすい
凸版印刷よりも印刷自体には時間がかかるので、数万枚以上の大量生産では凸版印刷に比べて単価が高くなる傾向があります。

3. 色の再現性が素材や環境に左右されやすい
写真やグラデーションは得意ですが、印刷時の温度・湿度などの環境、素材によって、色の見え方が変わることがあります。
ブランドカラーの厳密な再現には、事前の色確認が必要です。

カナエのインクジェットはここが違う
当社では、EPSONの業務用インクジェット機「SurePressL-4533AW」「SurePressL-4733AW」を導入しています。
SurePressシリーズは幅広い用途に対応できる印刷機で、次のような特徴があります。

1.4Cカラー+αの色域
SurePressシリーズは、CMYKに加えてオレンジ、グリーン、ホワイトを搭載。
再現が難しいコーポレートカラーや、ラベル印刷に欠かせない食品のシズル感も、より忠実に表現できます。
また、透明の材質等に白引き印刷をすることも可能です。

2.耐光性に優れた水性顔料インク
水性顔料インク「SurePress AQ Ink T4」は耐光性に優れており、UVカット機能のあるラミネートを貼り合わせることで、屋外でも鮮やかな色を長期間キープすることができます。
(具体的な耐光期間は、環境によって変動がございます。)

3.幅広い基材に対応
上質紙・アート紙などの紙素材はもちろん、PET・PP・合成紙といったフィルム系基材にも幅広く対応。
食品・化粧品・工業製品など多様なシーンで活用できます。
また、一般的には擦れたように印刷されることが多い和紙でも、インクが染み込むことで綺麗な仕上がりになります。

4.可変印刷(バリアブル印刷)が可能
当社のインクジェット印刷では、1枚ずつ異なる情報を印刷する「可変印刷(バリアブル印刷)」ができます。
ナンバリング(数字の可変)や、アルファベット、バーコード、二次元コード、画像付きの可変印刷などが可能です。
当社HPでも何度かご紹介しておりますので、ぜひこちらもご覧ください。
◆「可変情報シール」
◆「こんなに便利!バリアブルシール印刷」


当社で使用している業務用インクジェット機「EPSON SurePress」

現場の課題を、対面でのご提案で解決します
印刷方式は用途に合わせて選ぶことが大切です。
そうはいっても「どれがいいのかわからない」というのが実際のところではないでしょうか。
シール印刷は、素材・糊・加工・印刷方式など、選択肢が多く専門性の高い分野です。
だからこそ、当社では顔を合わせて話せる安心感を大切にしています。
長野県内・近県のお客様のもとへ営業スタッフが伺い、現場で直接お話を伺いながら、最適な方法をご提案しています。

「実際の使用環境を見て判断してほしい」
「サンプルを見ながら素材や加工を相談したい」
そんな声にしっかり応えられるのが、私たちの強みです。
シール印刷をご検討中の方は、ぜひお気軽にお声がけください。

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