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フォントのお話

2022.11.22

商品パッケージや品名シールのデザインをする上で、必要なことの一つにイメージに合うフォント(書体)選びがあります。

日本語のフォントは大きく分けて5種類。
(もっと多くの種類がありますが、代表的なもので)

ゴシック体
丸ゴシック体
明朝体
筆書体
POP体

フォントごとに異なるイメージを持っています。

ゴシック体
縦画、横画とも太さが同じで視認性に優れていて、パッと目に入りやすいのが特徴。
「目立つ」「シンプル」「力強い」「親近感がある」「モダン」などのイメージ。

丸ゴシック体
ゴシック体と同様に縦画、横画とも太さが同じで、角が丸くなっているのが特徴。
「優しい」「楽しい」「かわいい」「柔らかい」「子供っぽい」などのイメージ。

明朝体
縦画より横画が細く、うろこ(三角形の山)が付いていて、はねや払いに強弱があるのが特徴。
「知的」「繊細」「高級」「優雅」「上品」などのイメージ。

筆書体
文字通り筆で書いたような字体で、筆書き特有の勢いのあるストロークや力強さ、かすれなどが表現されているのが特徴。
「和風」「伝統的」「個性的」「古風」などのイメージ。

POP体
街中の店頭ポップや自作のチラシなどでよく使用され、ポップなテイストで少しくだけた雰囲気が特徴。
「子供っぽい」「コミカル」「明るい」「親しみやすい」などのイメージ。

(これらのイメージは、あくまでも一般的なイメージです)

このように、使用するフォントによって商品のイメージも大きく変わってくるのです。
デザイン作製の際は、商品のイメージに合うようにフォントを決めています。

皆さんもパッケージを手に取って、文字を読むだけではなくどんなフォントが使われているのか、どんなイメージでデザインされているのか考えてみると面白いですよ。

また、企業やブランドのロゴ、街中の看板、道路標識、マンガやアニメなどなど、ありとあらゆるところでフォントは使われています。
一度、気にしてみてはいかがでしょうか。

上で紹介した以外にも様々な種類があり、フォントの世界や歴史は知れば知るほど奥が深いです。

営業部スタッフ D.M.