ご自身のプリンタでラベルシールを作成する方もいますが、印刷会社でしか作れないシールもあります。
その一つが、「箔（はく）押しシール」です。
スイーツやお酒のラベルなどで、商品名やロゴの部分がキラッとしているシールを見かけることがありますよね。
箔押しシールは、金属箔を熱と圧力で素材に転写したもので、商品の高級感や特別感を演出できるのが特長です。
弊社でも、ワイナリーや食品メーカー、印刷会社、企画会社、デザイナーなど多くのお客様からのご依頼で、さまざまな箔押しシールを製作しています。
箔押しシールの種類
箔押しシールといっても、さまざまな種類があります。
最も一般的なのは金箔と銀箔ですが、メタリック系のカラー箔も人気です。
また、光沢仕上げの他にマット仕上げの箔もあり、弊社ではサンプル帳をお客様に見ていただき、その中からデザインのイメージに合ったものをお選びいただいています。
箔を押す原紙も、上質紙、マット紙、和紙、ユポなど、さまざまな用紙を使用できます。
製作のプロセス
弊社では、熱で箔を圧着するホットスタンプ方式で、印刷後の工程として箔押し加工を行っています。
製作の主なプロセスは次の通りです。
1. デザインの作成
お客様からいただいた素材をもとに、箔押しシールのデザインを作成します。
※お客様に印刷用データをご入稿いただいて作成することも可能です。
2. 箔の選定
お客様からご要望を伺い、ゴールド、シルバー、メタリックカラーなど、デザインに応じて最適な箔を選びます。
3. 箔版の作成
デザインに基づいて、箔を転写するための金属でできた版を作製します。
4. 箔押し
箔押し機によって、熱と圧力で箔を素材に転写します。
5. 仕上げ
最後にシールの抜き加工を行い、必要に応じて追加の加工を行います。
デザインのポイント
箔押しシールの製作には、いくつかのポイントがあります。
一つ目のポイントは、箔の色と素材の色のコントラストを考慮すること。
例えば、黒い紙にゴールドの箔を使用すると、そのコントラストで高級感のある仕上がりになります。
二つ目のポイントは、箔押し部分のデザインを細かすぎないようにすることです。
細かすぎるデザインは、箔押しの際にうまく転写されないことがあります。
弊社ではお客様からデザインをいただいた段階で、線が細すぎたり絵柄が細かすぎたりしてうまく転写されない可能性がある場合は、事前にその旨をお知らせし、場合によってはデザインの修正をお願いしています。
箔押しシールのメリット
箔押しシールの最大のメリットは、その見た目の美しさと高級感です。
箔押しシールは、他の印刷技術では表現できない独特の質感で、他の商品との差別化など、商品やブランドのイメージをアップさせるために効果的です。
デザインのワンポイントとして箔を使用するだけでも、商品の印象は大きく変わります。
箔押しシールを活用して、商品の魅力を引き出してみてはいかがでしょうか。
「新商品のラベルを作りたい」、「ラベルをリニューアルして付加価値を高めたい」などのご要望がありましたら、弊社にお気軽にご相談ください。
