バリアブル(可変情報)印刷とは?
一枚一枚異なる情報を印刷できる「バリアブル(可変情報)印刷」は、マーケティングや業務の効率化に役立ちます。
例えば、製品ごとのロット番号やシリアルナンバーを印字した商品ラベル、イベントや販促に活用できるQRコード付きシールなど、実はいろいろな用途で活用できるのです。
そんなバリアブル印刷の仕組みやメリット、活用シーンについて詳しくご紹介します。
バリアブル印刷の仕組み
オフセット印刷では印刷用の版を作製する必要があり、個別の情報を変更することはできません。
それがデジタル印刷であれば、個々の印刷物に異なる情報を組み込むことが可能です。
仕組みとしては、特定のフォーマット(CSVデータや画像データ)を読み込み、ロット番号やシリアルナンバー、バーコード、QRコードなど、1枚ごとに内容の差し替えを行いながら印刷します。
Excelデータであれば、バリアブル印刷に適したフォーマットに整えCSVデータに変換することで、バリアブル印刷が可能になります。
バリアブル印刷の主な用途
・ロット管理が必要な商品ラベル
・限定生産のワインラベル
・社員証などのネームラベル
・工業用の銘板シール など
バリアブル印刷のメリット
バリアブル印刷を活用すると、単なるラベルやシールがマーケティングや管理ツールとしての役割を持つようになります。
以下に、主なメリットを3つ挙げます。
1. パーソナライズが可能
顧客の名前やシリアル番号、QRコードなど、個別の情報を印刷できるため、ターゲットに合わせたパーソナルなマーケティングが可能です。例えば、限定商品のシリアル番号入りステッカーや、ユーザーごとのキャンペーンコード付きラベルを作成できます。
(漢字を含む日本語のバリアブル印刷は注意事項が多いため、事前にご相談ください)
2. 在庫管理の最適化
固定デザインのラベルを大量に印刷する必要がなくなり、必要な分だけ生産することで無駄を減らせます。また、商品ごとに異なるバーコードやロット番号を印刷できるため、在庫管理や物流の効率化にも役立ちます。
3. マーケティングの強化
キャンペーンやプロモーション用に、商品ごとに異なるメッセージやデザインを印刷できるため、顧客とのエンゲージメントを高めることができます。例えば、ラベルにQRコードを印刷し、特定のウェブサイトやSNSへ誘導することで、購買促進につなげることも可能です。
バリアブル印刷は使い方次第で、企業のマーケティング戦略や業務の効率化に有効です。
カナエでは、シール印刷のプロフェッショナルとして、お客様のニーズに応じた印刷をご提案しています。
バリアブル印刷をご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。