2025年9月14日から20日までスペイン・バルセロナにおいて開催されましたLABELEXPO EUROPE 2025の視察ツアーに息子と参加してきました。
開催地がベルギー・ブラッセルからバルセロナに変更となり、とても大規模な展示会となっています。
正直、当社の規模感でヨーロッパの展示会の視察というのは身分不相応だとは思いましたが、このラベル業界の未来を肌で感じ、色々考えたいと思い参加しました。
詳細は同様にツアーを設定された某業界新聞社様から報告があるかと思うので割愛しますが、大きく時代が動いているというのがざっくりとした感想です。
まず、
・オフセット印刷機・樹脂凸印刷機の展示がほぼなかったこと。
(もしかしたら中国メーカーのブースにあったかもしれませんが私は気が付きませんでした。)
展示会なので未来を見越した展示物が主なのでないのが当たり前なのかもしれませんが、それにしてもフレキソ印刷が一般的なのが驚きました。
そのフレキソ印刷もいかに効率よく段取り・印刷が出来るかということが主眼でした。
・ハード・ソフトとも極めて効率化・スキルレス化を進めている。
日本ほどではないにしろ、ヨーロッパも人手不足・印刷オペレーター不足が顕著でスキルレス化はかなりどのメーカーも進めているように感じました。
これまでのアナログからデジタルに大きく移行していくのではと感じます。
・後加工・加飾の充実
印刷もデジタル化、加工・加飾もデジタル化という感じでした。ただ、こちらはどこまでがデジタル化できるかというのはこれからかと思いました。
しかし、印刷がデジタル化で無版化・バリアブル化している中で加工・加飾も同様にデジタル化が必要なのは必然になっていくのだとは思いました。
今回の視察では本当に色々考えさせられました。
今後の経営方針にも少なからず影響を受けました。
先日、早稲田大学ビジネススクール教授の入山 章栄氏のご講演を聞いた際に、
「知の探索は 移動距離に比例する」とお聞きしましたが、まさにその通りだと思いました。
これからも積極的に外に飛び出していきたいと思います。
ただ、今回は飛行機がエコノミーで14時間+2時間だったのでしばらく飛行機は無しかなと思ってます。
LabelExpoは2026年よりLOUPE(Labels & OUter Packaging Embellishment)としてリブランディングされ、より幅広い包装材への展開が見込まれています。
とのことでした。弊社は包装資材の販売と、社内でのラベル印刷を行う会社なのでより社業に近い展示会になるようです。機会があれば次回以降も視察に行ければ良いなと思っております。