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「CMYK」と「RGB」

2023.09.05

印刷業界では頻繁に用いられる「CMYK」と「RGB」という言葉ですが、意外と知らないことも多いと思います。

■CMYKとは

「Cyan(シアン)」、「Magenta(マゼンタ)」、「Yellow(イエロー)」、「Key plate(キー・プレート)」から、それぞれ頭文字を取ったものです。

「K」は、黒インキで印刷されているので黒色を表しているのですが、「Kuro(クロ)」や「blacK(ブラック)」を意味しているわけではありません。
印刷物の文字や罫線、図の輪郭などを表すために用いられた版のことを「Key plate(キー・プレート)」と呼んでいたことに由来しています。

CMYは「色の三原色(色材または色料の三原色)」と呼ばれており、色が混ざるほど暗くなり、黒色になります。(減法混色)
印刷物などは、このCMYKのインキの組み合わせによって色を表現しています。

■RGBとは

「Red(レッド)」、「Green(グリーン)」、「Blue(ブルー)」から、それぞれ頭文字を取ったものです。

RGBは「光の三原色」と呼ばれ、色が混ざるほど明るくなり、白になります。(加法混色)
テレビやパソコン、携帯の液晶などは、このRGBの量を変化させることで色を表現しています。

印刷業界では一般的なIllustratorやPhotoshopでも「CMYK」と「RGB」の設定や切り替えができます。
印刷物を作製する場合は、カラーモードを「CMYK」に設定してから作製しましょう。

また、写真や画像はカラーモードが「RGB」になっていることがほとんどです。
印刷物に使用する際は、Photoshopでカラーモードを「CMYK」に変換してIllustratorに配置しましょう。

営業部スタッフ D.M.